1 :オムコシ ★:2015/10/31(土) 14:15:00.54 ID:???.net
2007年発売の「レイトン教授と不思議な町」から始まる「レイトン教授シリーズ」では、「ニンテンドーDSで脳トレがヒットしてライトユーザーがいる。
それなら脳トレ+1を出せばいい」と考えた。
ヒットさせることを最大の目標として企画し、最初は誰もプロジェクトに入りたがらなかったスタッフに中身を理解させ、企画を詰めていった。
音量をゼロにして遊ばれることも少なくないDS向けのソフトでありながら、音声にもこだわり、大泉洋さんや堀北真希さんといった有名人を声に起用し話題を作った。
最初に予定していた路線が無理だと分かったら、その場で即座に路線を変更していけたのも、日野社長がクリエイターでありながら経営者でもあったから。
タイミングを外さない企画力と、最大限の可能性を目指す実行力、難局を乗り切る判断力が、帝王判断に結果を与えた。
サッカーが題材となった「イナズマイレブン」シリーズでは、「アニメや他メディアのクリエイティブへの介入」を、
出資者であり原作者としての強みを押し出して積極的に行った。
「ゲームの都合でキャラを出したり、物語から消したりとアニメのストーリーをいじった。
アニメに好きにやってと言わず、最後まで食い下がって作っていった」という。
この作品が成功したことで、周囲も任せておけば間違いは無いと考えるようになり、新シリーズでは日野社長に全権を預るようになった。それが「妖怪ウォッチ」だ。
「まわりの理解が高く、楽しい記憶しか無い」というこの作品で、日野社長が追求したのが「番組構造への新提案」。
アニメでは、何十話にも及ぶ放送をひとつのストーリーに沿って描いていくものもある。
日野社長は「妖怪ウォッチ」で「オムニバスにすること、ストーリー内ストーリーを作ることを」を求めた。
◆「それならアニメでバラエティ番組を作れば良い」
「テレビで高視聴率になるのはバラエティ番組。それならアニメでバラエティ番組を作れば良い」。
当初は子供向けを意識し、やがて親も子といっしょに楽しめるような過激さを持った内容にも織り交ぜて、
これまでのキッズアニメとは違った面白さがあると周囲に感じさせた。
「人形の首が飛ぶ回は、さすがにたくさんの抗議を受けた」が、それでも挑戦する姿勢は見せられたと振り返る。
こうした経験を踏まえ、日野社長はは「経営者とクリエイターが深く理解しあい、総合的な視野において判断できることが成功に繋がる」と、
会場に集まったゲーム会社の経営者やゲームクリエイターにアドバイス贈った。
さらに経営者に向けては「クリエイターを過保護にするな」とも。
開発を続けるか、止めるかを判断しなければならない案件が出た場合、
そこでクリエイターに任せ続けた挙げ句、ヒットしなければクリエイターを辞めされれば良いという判断を日野社長はとらない。
「しっかりと話して理解してもらう」。そのコミュニケーションが、結果として良質な作品を生み出す。
「ゲームが売れない中でレベリファイブがヒット作を出しているのは、クリエイターと経営陣が隔たりなく付き合っているから」。
そう強みを説明し、最後に「なかよくしなさい」と訴えた日野社長。
専横でも独裁でもなく、確固としたノウハウをバックに、しっかりを話し合いを行い、
自分の考えに会社を染めていく“帝王経営”から、次代のヒット作が生まれてくるのかもしれない。
http://www.sankeibiz.jp/business/news/151031/bsj1510310926002-n1.htm
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それなら脳トレ+1を出せばいい」と考えた。
ヒットさせることを最大の目標として企画し、最初は誰もプロジェクトに入りたがらなかったスタッフに中身を理解させ、企画を詰めていった。
音量をゼロにして遊ばれることも少なくないDS向けのソフトでありながら、音声にもこだわり、大泉洋さんや堀北真希さんといった有名人を声に起用し話題を作った。
最初に予定していた路線が無理だと分かったら、その場で即座に路線を変更していけたのも、日野社長がクリエイターでありながら経営者でもあったから。
タイミングを外さない企画力と、最大限の可能性を目指す実行力、難局を乗り切る判断力が、帝王判断に結果を与えた。
サッカーが題材となった「イナズマイレブン」シリーズでは、「アニメや他メディアのクリエイティブへの介入」を、
出資者であり原作者としての強みを押し出して積極的に行った。
「ゲームの都合でキャラを出したり、物語から消したりとアニメのストーリーをいじった。
アニメに好きにやってと言わず、最後まで食い下がって作っていった」という。
この作品が成功したことで、周囲も任せておけば間違いは無いと考えるようになり、新シリーズでは日野社長に全権を預るようになった。それが「妖怪ウォッチ」だ。
「まわりの理解が高く、楽しい記憶しか無い」というこの作品で、日野社長が追求したのが「番組構造への新提案」。
アニメでは、何十話にも及ぶ放送をひとつのストーリーに沿って描いていくものもある。
日野社長は「妖怪ウォッチ」で「オムニバスにすること、ストーリー内ストーリーを作ることを」を求めた。
◆「それならアニメでバラエティ番組を作れば良い」
「テレビで高視聴率になるのはバラエティ番組。それならアニメでバラエティ番組を作れば良い」。
当初は子供向けを意識し、やがて親も子といっしょに楽しめるような過激さを持った内容にも織り交ぜて、
これまでのキッズアニメとは違った面白さがあると周囲に感じさせた。
「人形の首が飛ぶ回は、さすがにたくさんの抗議を受けた」が、それでも挑戦する姿勢は見せられたと振り返る。
こうした経験を踏まえ、日野社長はは「経営者とクリエイターが深く理解しあい、総合的な視野において判断できることが成功に繋がる」と、
会場に集まったゲーム会社の経営者やゲームクリエイターにアドバイス贈った。
さらに経営者に向けては「クリエイターを過保護にするな」とも。
開発を続けるか、止めるかを判断しなければならない案件が出た場合、
そこでクリエイターに任せ続けた挙げ句、ヒットしなければクリエイターを辞めされれば良いという判断を日野社長はとらない。
「しっかりと話して理解してもらう」。そのコミュニケーションが、結果として良質な作品を生み出す。
「ゲームが売れない中でレベリファイブがヒット作を出しているのは、クリエイターと経営陣が隔たりなく付き合っているから」。
そう強みを説明し、最後に「なかよくしなさい」と訴えた日野社長。
専横でも独裁でもなく、確固としたノウハウをバックに、しっかりを話し合いを行い、
自分の考えに会社を染めていく“帝王経営”から、次代のヒット作が生まれてくるのかもしれない。
http://www.sankeibiz.jp/business/news/151031/bsj1510310926002-n1.htm